「葵S・G3」(25日、京都) 絶対的王者不在の短距離路線に、新たなスター候補が誕生した。アジアエクスプレス産駒のピューロマジック。類いまれなスピードを発揮し、かつてロードカナロアやカルストンライトオを輩出した出世タイトルをもぎ取った。 発馬の時点で勝負あり。ゲートが開くと同時に、ダッシュを利かせてハナへ。瞬く間に1馬身のリードを取ると、前半3Fを33秒2のハイペースで通過。直線でいったんはペアポルックスに並び掛けられたが、粘り腰を発揮。残り200メートル地点から再び差を広げると、1馬身1/4差をつけて逃げ切った。V時計は1分7秒1。昨年のモズメイメイと並ぶレースレコードタイを記録した。…