日々トレセンや競馬場など現場で取材を続ける記者がテーマを考え、自由に書く東西リレーコラム「書く書くしかじか」。今週は美浦取材班の鈴木悠貴(33)が担当する。開業6年目となる今年、桜花賞でコラソンビートを、皐月賞ではコスモキュランダを送り込みクラシックをにぎわせている加藤士津八師(39)に、その活躍の理由を取材した。 いつか実を結ぶ。19年3月の開業以来、そう信じてさまざまな種をまいてきた加藤士師。昨年の京王杯2歳S(コラソンビート)で重賞初制覇を飾ると、今年は弥生賞ディープインパクト記念をコスモキュランダで制した。3歳クラシック初出走も経験した。また4カ月半で13勝を挙げ、キャリアハイの年間19勝(20、23年)超え…