園田競馬で9日、「第62回のじぎく賞」(1700メートル)が行われ、大畑雅章がまたがった名古屋所属のニジイロハーピー(牝3=今津勝)が直線鋭く差し切った。重賞3勝目。2着にホッカイドウのバラライカ、3着は地元兵庫のプリムロゼ。1番人気グラインドアウトは4着に敗れた。 想像以上の強さだった。モマれると良くないニジイロハーピー。最内枠が最大の懸念材料だった。 不安は的中し、道中は内で包まれた。向正面でも進路を見いだせず。「道中の乗り方は最低でした」と大畑は語った。 だが、3角過ぎ。ようやく外へ持ち出すと持てるパワーが一気にはじけた。次元の違う末脚。鮮やかに突き抜けた。 「ドキドキしました。外へ出してからは…