「ヴィクトリアマイル・G1」(12日、東京) 3冠牝馬を追い詰めた末脚で、頂点まで突き抜ける。阪神牝馬Sを制したマスクトディーヴァが秋華賞以来、2度目のG1挑戦で頂点を狙う。その秋華賞ではリバティアイランドを上回る上がり3F33秒5の末脚で2着。同世代の最大のライバルがいないここは、たとえマイルG1馬ら強敵相手でも負けられない戦いだ。 春の女王に君臨するため、2走続けてマイルを走るなど距離対応も万全だ。東京新聞杯は出遅れが響いて6着に敗れたが、前走の阪神牝馬Sで巻き返してマイル適性を証明。それも、これまでの後方待機策ではなく好位から抜け出す競馬ぶりに、辻野師は「前走はそこまでつくり込んで…