軽快なリズムに乗って逃げ切りV。春の新潟の名物ハンデ古馬G3「第46回新潟大賞典」が5日に行われ、斎藤新(23)騎乗の7番人気ヤマニンサルバム(牡5=中村)が重賞2勝目を挙げた。 長い向正面の直線を使った先行争いは、逃げると思われたセルバーグが発馬でつまずき波乱のスタート。流れが緩むとみるや大外枠からヤマニンサルバムが先手を主張した。「サルバムの力を出せれば勝てると思って乗った。ペースが遅くて番手で控えると力みそうだったのでハナへ」と斎藤。これが好判断。後続をやや離した逃げでペースは前半5F61秒6のスロー。余力を持って直線に向いたダークホースを捉え得る末脚を使える馬はいなかった。 7勝全てが左回りの個性派…