JRA通算910勝を挙げている小牧太騎手(56)=栗東・フリー=が11日、園田競馬場で騎乗後取材に応じ、古巣である兵庫県競馬に復帰したい意向を明らかにした。実現すれば地方からJRAへ移籍し、再び地方に復帰するのは史上初となる。 ここ数年乗り鞍が激減したこともあり一時は引退も考えたが、60歳まで騎手を続けたいという思いが今回の決断に至った。「残された時間が少ない中、JRAでは騎乗馬が集まらない。兵庫だと騎乗させてくれる方がたくさんいるし、張り合いもある。体力的にも大丈夫」と現役への強いこだわりを示した。 JRAに移籍する際に地方競馬の騎手免許は返上しており、今回は過去の実績は考慮されず新規騎手として通常…