【池江泰郎 匠の解説】2歳G1阪神JFの1、2着馬が桜花賞で着順を入れ替え、ステレンボッシュがアスコリピチェーノに雪辱を果たした。 勝負のアヤはある。最終4コーナーのわずかな接触はパトロールビデオでも確認できる。中団待機の2頭がさあ、追い比べ!と動く態勢に入ったシーンでステレンボッシュの進路取りに伴い、馬群の外めを追走していたアスコリピチェーノはあおりを受けてさらに外へ膨れ気味となっている。この接触が結果にどれほど影響しただろうか。接触がなければアスコリピチェーノが勝てたか?と推察するとそこまでは疑問だが、もっと際どい着差になっていたのは間違いない。 とはいえ、そういった攻防も含めてG1の厳しい競…