「ダービー卿CT・G3」(30日、中山) 急坂を越えてグイッともうひと伸び。2番人気のパラレルヴィジョンが、押し切りを狙ったエエヤンをゴール直前でかわして重賞初Vを決めた。 大逃げの形で難しい展開となったが、戸崎圭は冷静なレース運び。深追いすることなく、後続もケアしながら勝負どころまで我慢した。「届く位置で進めました。反応も良かったですし、マイナス16キロの馬体もスッキリして良くなっているのかなと」。完璧な騎乗で、昨年のインダストリアに続く連覇を達成した。 デビューは3歳4月と遅かったが、未勝利-1勝クラスを楽々と連勝。3戦目の神戸新聞杯で1番人気に支持されるほど素質を評価されていた逸…