先月24日にあったサウジCの上位陣が舞台を移し、再び激突する。 大手ブックメーカーが1番人気に設定しているのが昨年の覇者ウシュバテソーロだ。前走は逃げたサウジクラウンが前半1000メートルを57秒3で通過する速い流れ。末脚勝負で先に抜け出し、最後はセニョールバスカドールの強襲に屈したが頭差2着と力を示した。遠征2戦目で上積みが見込め、1F延びて競馬がしやすくなる。 サウジCを差し切ったセニョールバスカドールはコース不問で毎回、確実に脚を使う。ただ、2000メートルは3戦して勝ち鞍がなく、そこだけが気がかり。米国産カビールカーンはカザフスタンでデビューし、ロシアを経てドバイにやって来た変わり種。移籍後2戦を快勝…