3月に開催されるようになった87年以降で、阪神大賞典と天皇賞(春)を連勝した馬は12頭。重要度の高い前哨戦として長い歴史を持つ。昨年もジャスティンパレスがここを勝って天皇賞(春)も勝った。今年もここを制して本番で勝負になる馬が出現するか注目だ。 1.中距離で戦えるスピードが必要 昨年4番人気で7着のアイアンバローズ、22年2番人気で4着のマカオンドール、20年3番人気で8着のボスジラ、19年2番人気で6着のリッジマン、18年2番人気で4着のアルバートなど、直近の実績が長距離に偏っていた馬はスピード不足から苦戦を強いられている。スタミナは当然必要だが、中距離でも戦えるスピードも同時に求められる。 2.先行力より後半の脚 …