きょう3月8日は「国際女性デー」。女性の権利と国際平和を祝う日として、1977年の国連総会にて定められた。女性の社会進出が進む中、競馬界においても毎年のように女性騎手が新たに生まれ、昨年はJRA初の女性調教師も誕生。その存在感は高まりつつある。 日本において初の女性ジョッキー誕生は36年のことだった。斉藤澄子騎手がそのパイオニアとなったが、当時の時代背景から一度もレースに出ることなく引退。のちに岩田富子騎手(騎乗速歩競走)や66年の高橋クニ騎手(繋駕速歩)がレースで騎乗したが、平地では69年の高橋優子騎手までいなかった。 機会拡大のはじまりは地方競馬から。86年に免許取得した吉岡牧子騎手は“益田競馬のスター…