2月いっぱいで引退した川島信二騎手は、オースミハルカとの名コンビで知られるが、その産駒のオースミイチバンでも活躍した。とりわけ印象的なのが13年のダイオライト記念。圧倒的1番人気のハタノヴァンクールを下した一戦を振り返りたい。 オースミイチバンは父アグネスタキオン、母オースミハルカ、母の父フサイチコンコルドの血統。重賞4勝を挙げた母の3番仔だった。デビュー当初は苦戦が続いたが、4戦目の未勝利で川島騎手と初コンビを組むと、11番人気ながら2秒0差の圧勝。続く500万下、さらには兵庫CSも制し、一気に重賞ウイナーと上り詰めた。 その後もユニコーンSで2着、名古屋グランプリで3着と健闘したが、勝利には手が届かず…