◆第74回東京新聞杯・G3(2月4日、東京・芝1600メートル、良) 人馬の呼吸はピッタリだった。サクラトゥジュールは道中、内ラチ沿いの6番手でしっかり脚をため、直線はキングに導かれて馬群を縫うように伸びた。「スペースができてから素晴らしい末脚を見せてくれた。強い勝ち方でした」と24年ぶりに7歳で同レースを制し、重賞初Vを挙げ相棒をたたえた。 初コンビだった中山金杯は12着だったが、今回はレース前から好走の予感があった。「返し馬から非常にリラックスしていた。本当にイメージ通りのレースができた」と自画自賛だった。1月21日のアメリカJCC(チャックネイト)に続いてのタイトル奪取となったが、JRA重賞2勝は女性騎手…