23年は秋になって多くの名牝が引退した。20年に牝馬3冠を達成したデアリングタクトは、10月に復帰を断念して繁殖入りすることを発表。さらにはGIを3勝した“白毛のアイドル”ソダシ、マイル女王のソングライン、母仔2代でのGI制覇を果たしたジェラルディーナもターフに別れを告げた。少し気が早いが、ここでは二世の活躍を願い、それぞれの馬のあり得る配合、そしてその可能性を検証したい。 まずはデアリングタクトから。産駒から見て、キングカメハメハが3代前、そしてサンデーサイレンスの4×5を持つことになるので、両馬の血を持つ馬は避けたいところ。その視点でいくと選択肢はほぼ輸入種牡馬or外国産馬となり、ビッグレッドファーム繋…