レース史上初めて3世代のダービー馬が激突したグランプリ「第68回有馬記念」は、4歳ドウデュースが鮮やかな復活V。昨年ダービー以来574日ぶりのG1勝利を飾った。管理する友道康夫師(60)は11度目の挑戦で有馬記念初制覇。関東馬優勢が続いた今秋のG1戦線だったが、暮れの大一番では関西馬が一矢報いた。 逆襲のドウデュース。皐月賞で敗れても、凱旋門賞で泥にまみれても、よみがえったダービー馬。たとえ、ドバイで出走取消の苦渋を味わおうと、宿敵イクイノックスに連敗しようとも、心の灯は消えていないはず――。そんなファンの思いが詰まった単勝2番人気。大外から先行勢をのみこむように直線を向いたドウデュースと武豊を5万人超の大歓…