24年目のリベンジなるか――。今年のリーディングサイアー1位、2位を占める「父ミスタープロスペクター系」は00年の初出走以来、有馬記念で未勝利。いったいなぜか。過去の出走を振り返り、種牡馬勢力図が一変したエポックメーキングな年に「初V」があるかを検証しよう。 今年の有馬記念で、父ミスタープロスペクター系の有力馬はスターズオンアースとタイトルホルダー。 いずれもドゥラメンテ産駒。ドゥラメンテ自身は皐月賞、ダービーの2冠馬。21年夏に世を去ったので、5世代を残したのみに終わったが、活躍馬はまさに続出。父が見せていたスケールの大きさと勝負強さ、この父系全体に見られる万能性や継戦能力は大方の一流馬に、いろい…