今年はGII東京スポーツ杯2歳Sの勝ち馬シュトラウスが参戦するが、これは結構珍しいパターン。それというのも東スポ杯は“出世レース”として知られており、勝ち馬の多くは翌年のクラシックを見据えて年末のホープフルSを使うか、休養に入るパターンがほとんどだからだ。 東スポ杯の勝ち馬で朝日杯FSを使ったのは2012年のコディーノ(2着)が最後。朝日杯も連勝した馬となると09年のローズキングダムまでさかのぼらねばならず、かなりのレアケースであることが分かる。 一方で見逃せないのは、このローテーションを選択した馬たちの好走率の高さだ。前出2頭のほかアドマイヤコジーン(1998年=1着)、タガノテイオー(00年=2着)、フサイチリシ…