毎年必ず波乱のドラマが生まれるエリザベス女王杯。中でも2015年は熱かった。主役は…そう、女傑マリアライトです。 久保田厩舎に初のGIタイトルをもたらしたこの馬について、調教を担当していた池内助手は「背中が良かったですね。若い時は体質が弱かったのですが、成長してくれれば大きいところでも活躍できると思っていました」。 この年のエリザベス女王杯は前年のオークス馬で以後も牡馬に伍して活躍を続けていたヌーヴォレコルトが1番人気。一方マリアライトは重賞未勝利で6番人気。しかし、中団から力強く脚を伸ばし、ヌーヴォレコルトの追撃をクビ差振り切って優勝。初重賞勝ちがGI勝ちになったのです。場内が騒然としたこのレー…