今年で23回目を数える『JBC』では、過去に数々の名場面が生まれている。特に2011年のJBCクラシックでは、スマートファルコンとトランセンドという砂のトップホース2頭が激突。配当面を含めて今でもファンの語り草になっている。 スマートファルコンは全国各地のダートグレード競走を席巻し、通算で重賞19勝を挙げた稀代の快速馬。レース当時も絶好調で、前年のJBCクラシックから6連勝を飾っていた。いっぽうのトランセンドも、歴史的な砂の名馬。JCダートを連覇するなどGI/JpnIで4勝を挙げたほか、ドバイWCでも2着に入った。当時は10年の東海Sから7戦連続で連対中。お互いに競走馬生活のピークを迎えていた。 両者の単勝オッズはそれぞれ…