ダービー馬の意地は見せた。タスティエーラは中団よりやや後ろ。1000メートルから2000メートルの間が64秒1とペースがガクンと落ちる。それでもピタリと折り合いがついた。前に馬を置いて運び、2周目3コーナーの下りでエンジンを噴かしていく。直線に入り、モレイラの左ステッキが飛ぶ。前を追ったが、勝ち馬には届かなかった。「道中はいいリズムでリラックスしていました。直線も手応えが良かったですね。前を捕まえられるかなと思ったけど、勝った馬が強かったです」と勝者を称えた。 ダービーからぶっつけで中146日での出走だった。馬体重は前走からプラス2キロ、ブランクを感じさせない仕上がりだった。鞍上は「まだ経験の少ない馬。良…