今年の秋華賞は、何を差し置いてもリバティアイランドの存在から語り始めるべきでしょう。すでにGI・3勝にしてしかも三冠王手のリバティアイランド。私の専攻分野はラップタイム分析ですので、今回は同馬の能力をラップ面から解説していきたいと思います。 ■リバティアイランドの新馬戦ラップタイム 13.2-12.2-12.8-13.1-12.5-10.9-10.2-10.9 まず新馬戦。これがいきなり常軌を逸するラップタイムでした。ラスト3ハロンが全部10秒台というのはJRA史上初のことだと思われます。ラスト2ハロン連続10秒台としても、1986年以降のJRA 約12万5000レースの中で10例程度しかないという状態。イクイノックスもオルフェーヴルもディープインパクトで…