◆第102回凱旋門賞・G1(10月1日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル) 第102回凱旋門賞・G1(10月1日、パリロンシャン)に、日本から唯一、スルーセブンシーズが参戦する。日本勢4頭目となる牝馬が、世界最高峰のレースに挑む背景は―。管理する尾関知人調教師(51)=美浦=に松井中央記者が出走の経緯や勝算を聞いた。 スルーセブンシーズが初めて重賞を制したのが今年3月の中山牝馬S。凱旋門賞挑戦のプランが一気に動き出したのは、その直後だった。管理する尾関調教師が振り返る。 「中山牝馬Sの後、間隔や条件などを踏まえ、宝塚記念に決まったが、その流れのなかでオーナーサイドから宝塚記念の結果次第にはなるが、凱…