「凱旋門賞・仏G1」(10月1日、パリロンシャン) 今年も日本の悲願へ向けて、スルーセブンシーズが欧州最高峰の頂に挑戦する。初の栄冠獲得に立ちはだかる有力外国馬を紹介する。 ◇ ◇ 無敗の超新星が頂点を極めるか-。エースインパクトは今年の1月にデビュー戦を勝利。その後、条件戦-リステッド競走を連勝し、わずか5カ月足らず、3戦無敗のキャリアで仏ダービーの舞台に立った。 4番人気で迎えたレースは道中最後方の位置取りで、4角でも依然後方2番手。しかし、鞍上が馬群の大外へエスコートすると、1頭だけ次元の違う末脚でグイグイ伸びてきた。逃げ切りを図った1番人気のビッグロックを残り100メートル…