「スプリンターズS・G1」(10月1日、中山) 機は熟した。1番人気でキーンランドCを快勝したナムラクレアが、G1初制覇を飾るべく、2度目の中山へ乗り込む。昨年のスプリンターズSは2番人気に推されるも5着止まり。内有利の馬場になってしまったのが大きな敗因だが、まだ3歳と馬も若かった。古馬となり1年が経過して、たくましく成長。今年は堂々の主役として大一番を迎える。 「2歳の時から走っているので早熟という懸念もあったのですが、4歳になって精神的にも肉体的にも、もう一段階上がってくれている」と疋田厩務員は充実ぶりに目を細める。前走は道悪馬場に加えて、札幌にしてはかなり暑く、レース後の反動が心配…