◆第57回スプリンターズS・G1(10月1日、中山・芝1200メートル) トウシンマカオ(牡4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父ビッグアーサー)は昨年の京阪杯勝ち以降で結果を出せていないが、近3走に関しては度外視が可能なレースだ。 3月の高松宮記念は、陣営が「馬がかわいそうだった」と振り返る程の不良馬場。決して良馬場専用機ではない同馬だが、さすがにあそこまで荒れると力を全く出すことが出来なかった。続いた6月の函館スプリントSは、最内枠で包まれることを避けるために序盤からジョッキーが促してポジションを確保。結果的にそれが裏目になり、しまいで伸びを欠いてしまった。そして、前走のキーンランドCは直線で荒れている内に進…