「中京記念・G3」(23日、中京) 好調な田中博厩舎が送り出すベジャールが20日、美浦Wで最終リハ。しまい重点に脚を伸ばし、単走ながら力強い動きを披露した。初ダートの薫風Sを勝ってオープン入りを果たすも、陣営は再び芝へかじを切った。得意とする『左回りのマイル戦』にこだわり、先週の函館記念(ローシャムパーク)に続く2週連続重賞制覇を狙う。 午前5時の開門から20分が経過した美浦W。500キロを優に超えるベジャールの巨体が、重戦車のようにうなりを上げた。粗削りという表現がピッタリで、パワフルかつ、終始右手前のままフィニッシュ。ラストをやや強めに追われ、6F84秒7-37秒8-11秒7をマークし…