【長岡一也=コラム「競馬白書」】 ◆ハンデと展開が鍵になる 秋の飛躍を目指す3歳馬によるハンデ重賞のラジオNIKKEI賞。大半が春のクラシックに出走できなかった3歳馬で、確実に賞金を加算すべく、1800米を戦う。この5年、1番人気は2着が1回あっただけで、ずっと苦戦が続いている。波乱含みの混戦ムード、こう言い切っていいだろう。また、トップハンデの不振が続いているのも事実だ。2006年からハンデ戦になり、以後17年で2頭しかトップハンデは勝っていない。 福島の芝1800米は小回りでコーナーが4つあり、最後の直線が短いため各馬が早目に仕掛ける。全体的に速い流れになるから、それに対応できる粘り強さがもとめられる。流れに乗っ…