新企画「夏の自由研究」(随時掲載)は、函館で誘導馬を務めるクリンチャーを紹介する。 函館競馬2週目の17日、クリンチャーが誘導馬デビューを飾った。鹿毛の重賞5勝馬がゆっくりと姿を見せると、多くのファンがその姿を収めようとカメラを向けた。凱旋門賞に出走した馬が誘導馬になるのは史上初。注目度の高さがうかがえる。市内在住の会社員男性は「やっぱりオーラを感じますね」と、白い歯をのぞかせた。 昨年12月に引退。去勢手術を経て2月に函館競馬場にやってきた。同競馬場乗馬センターでトレーナーを務める渡辺雅也さんは「札幌と京都も手を挙げたんですけど、最近馬を回してもらってなかったので函館に来たんです」と経…