阪神の牝馬G3「第28回マーメイドS」も1番人気ビッグリボンが重賞初V。荒れることで定評のあるハンデ重賞だが、14年ディアデラマドレ以来、実に9年ぶり1番人気の優勝となった。 やっとの思いでビッグリボンが初タイトルにたどり着いた。 先陣争いが激しくなり、前半1000メートルは57秒3の超ハイペース。後方のインから徐々に位置を押し上げていく。中団馬群で迎えた直線。前がパッと空くと左ステッキが飛ぶ。そこから外から猛追するウインマイティーと2頭の世界。最後は3/4馬身抜け出し、重賞初Vのゴールを駆け抜けた。西村淳は安堵(あんど)の思いをにじませた。 「ここ2走は僕がうまく乗れませんでした。何とか結果を出したいという気…