2年前の京成杯の覇者グラティアス(牡5、美浦・宮田敬介厩舎)が、鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)で2年4カ月ぶりの勝利を狙う。 グラティアスは父がハーツクライ、半姉が19年の阪神JFなど重賞4勝を挙げたレシステンシアという血統馬。新馬、京成杯とデビュー2連勝を決めた時には、クラシック候補の呼び声もあがった。しかし、その後は2年以上に渡って、まさかの14連敗。リステッドやオープンでも勝ち切れないのは物足りなく映る。 それでも復活があるなら今回かも…と思えるのは、状況が好転するからだ。近走はマイルに専念して使われているが、今回は2000mとなる。実はこの距離では4戦2勝、3着1回の好成績。唯一の着外も皐月賞の0秒7差6…