69年ぶりにジンクスが破られた。3歳馬の頂点を決めるG1「第90回日本ダービー」が28日、東京競馬場で行われ、ダミアン・レーン(29=オーストラリア)騎乗の4番人気タスティエーラ(牡=堀)が優勝。テン乗り(初騎乗)でのダービー制覇は54年ゴールデンウエーブ以来の快挙。堀宣行師(55)はダービー2勝目。サトノクラウンの初年度産駒で、新種牡馬によるダービー制覇は09年ロジユニヴァース(父ネオユニヴァース)以来14年ぶりとなった。 「テン乗りではダービーを勝てない」。70年近く続いたジンクスも、南半球の天才には関係なかった。タスティエーラと大仕事を全うし、意気揚々と引き揚げてきたレーン。検量室前で迎えた新妻ボニーさんに駆け寄る…