6F初参戦で新境地を切り開いた。3歳スプリント重賞「第6回葵S」は27日、3年ぶりに京都で行われ、4番人気モズメイメイ(牝=音無)が抜群のスタートから逃げ切りV。距離を2F縮め、チューリップ賞に続く重賞2勝目を飾った。勝ち時計1分7秒1は01年カルストンライトオの記録(当時オープン特別)を0秒3更新するレースレコード。鞍上の武豊(54)、音無秀孝師(68)のコンビは1番人気に支持された18年アサクサゲンキ(5着)の雪辱を果たした。 スタート直後にスタンドがどよめいた。モズメイメイはゲートを出た瞬間、1馬身のリードを取るロケットスタート。武豊が「元々、速い馬だけどタイミングが合い過ぎて速かった」と振り返るように15番枠からサッと内…