桜花賞が終わり、16日の牡馬クラシック第1弾、皐月賞に世間の注目が集まる。だが忘れてはいけない、もうひとつの大レースがある。15日に行われる中山グランドジャンプ(J・G1)だ。 「4250メートルと距離も長いですし、5回のバンケット(谷)の上り下りに大きな障害が2つ(大竹柵、大生け垣)、ゴールしたらみんなすぐに止まってしまうように、日本一タフなコースです」と難しさを話すのは、今年4勝と好調な難波剛健騎手(栗東・フリー)。大竹柵と大生け垣、この障害を使うのは中山グランドジャンプと、12月の中山大障害の2レースしかない。それゆえ、「人馬ともに、大障害コースの経験がなかなか積めないのが難しいですね」と経験が何よりも重要…