◆第83回皐月賞・G1(4月16日、中山競馬場・芝2000メートル) 第83回皐月賞・G1は16日、中山競馬場で行われる。昨年の2歳王者2頭が不在で、11年の初参戦から牡牝の3冠路線で圧倒的な存在感を見せてきたディープインパクト産駒もついに消えた。確たる主役候補がいない群雄割拠の3冠初戦を、東京本紙予想担当の西山智昭記者が種牡馬の観点から展望する。 今年の皐月賞は難解だ。2歳王者(朝日杯FS=ドルチェモア、ホープフルS=ドゥラエレーデ)のエントリーがなく、牡牝クラシックで長年、主役を張ってきたディープインパクト産駒がゼロ。この2要素が混戦の要因だが、日本の競馬界を支えてきた偉大な種牡馬の出走なしは、新時代への転換…