「マーチS・G3」(26日、中山) 7歳の春。ついに花開いた。5番人気のハヤブサナンデクンが、しぶとさ全開で重賞ウイナーの仲間入りだ。 序盤は3番手。目の前には1番人気馬ウィリアムバローズがいる。4コーナーで若干離されたが、坂を上がってからもうひと踏ん張り、ふた踏ん張り。一完歩ごとに差を詰め、最後の最後に鼻差かわした。 初コンビでVに導いた津村は「4コーナーでフワッとして置かれた時はヒヤッとしたけど、届いてくれて良かった」と胸をなで下ろした。自身も昨年4月の福島牝馬S以来、約1年ぶりの重賞制覇に笑みがこぼれる。「センスのいい馬。まだまだフレッシュで元気いっぱい」と活躍に太鼓判だ。 3…