▼日々トレセンや競馬場など現場で取材を続ける記者がテーマを考え、自由に書く東西リレーコラム「書く書くしかじか」。今週は栗東取材班の坂田高浩(38)が担当。高松宮記念の出走馬でダディーズビビッドとメイケイエールの装蹄を任されている松井隆幸装蹄師(42)を取材。競走馬の脚元を支える装蹄師のやりがいを語ってもらった。 競走馬は500キロほどの体重を四肢で支えながら疾駆する。必要以上に摩耗する蹄を守るために蹄鉄を履く。人間で言う運動靴で、それぞれフィットする形が違う。装蹄師が日々、ケアをする中で担当馬について察知することは多い。 以前ゴールドシップの祝勝会で同席し、その後、取材させてもらうようになった松井…