五十嵐忠男調教師(70)=栗東=は、26日小倉9Rのチェンジザワールド(7着)が調教師人生最後の出走となった。同日、阪神で取材に応じ、「ひと安心というかね。いい競馬をしてもらって、言うことなしです」とホッとした表情をのぞかせた。 レース後には和田竜や、弟子の国分恭から花束を贈呈された。多くのジョッキーも集まり記念写真に納まると、「“あんまり派手なのは嫌”と言ったけど、無事にここまでやってこられて良かったです」と照れ笑い。これまでの調教師人生を振り返り、「長いようで短かった30年。幸せでした…。でしたじゃなくて、幸せです」と言い直し、最後まで笑みを絶やさなかった。…