2月いっぱいで引退する南井克巳調教師は、JRA通算で重賞13勝を含む446勝を挙げた。多くのファンが最も印象に残っているのは、騎手、調教師の双方で重賞を制したウイングアローか。しかし、多くの活躍馬を送り出した“ホットプレイ一族”も忘れることはできない。 ホットプレイは92年生まれのノーザンテースト産駒。現役時代は8戦未勝利に終わったが、繁殖に上がるとサッカーボーイのいとこという良血が開花した。南井厩舎では8頭が走り、驚くべきことに勝ち上がった5頭は全てオープン入り。タマモホットプレイは04年スワンSと06年シルクロードSを制覇。タマモベストプレイは13年きさらぎ賞を制し、皐月賞5着、ダービー8着、菊花賞8着とクラ…