「レース記者コラム 仕事・賭け事・独り言」 園田・姫路競馬で2022年のリーディングトレーナーに輝いたのは保利良平調教師(44)。騎手から転身して、13年の開業から10年目での初受賞。厩舎改革の効果はてきめんだった。厩務員の担当頭数を1人4頭から3頭に減らし、1頭に費やす時間を増やしたことが1着量産に直結。人にも馬にも、丁寧でやさしい対応が奏功した。 「22年だけと言われないように、23年もリーディングを奪る。昨年の最後の開催が終わってから、それはスタッフ全員と確認した。今年は昨年のように、もう緊張することはない」 既に連覇を宣言した保利平師だが、昨年のリーディング争いは熾烈(しれつ)…