栗東トレセンの調教スタンドから最も離れている高橋義忠厩舎付近をうろついていた時、ふとある馬の名が頭をよぎった。メイショウゴルシ-。いかにもゴールドシップ産駒であろう2歳馬が、確か最近入厩していたような…。 ちょうどその時、高橋忠師が帰ってきたので確認してみた。すると、師は「今、厩舎回りを乗り運動している芦毛ですよ。ちょっと名前の方で先に注目されちゃって…。ウマ娘ですか?ありがたいことなんですけど」と苦笑いを浮かべていた。 申し訳ないが、私も「ウマ娘」なるものにひどく疎い。それでも、師と同様にその存在が競馬界を盛り上げてくれていることには感謝している。恐らくは、父の愛称であった「ゴルシ」と…