近年は人気馬が勝つことが多いアルゼンチン共和国杯(6日=東京芝2500メートル)だが、GIはざまのハンデ戦だけに、いつ相場が急変してもおかしくはない。狙いは上昇一途のブレークアップ。早くから長距離適性を見込まれてきた“スタミナおばけ”が戦慄の持久力を見せつける。 これまでは逃げ、または行きたい馬を行かせて離れた2番手の形が多かったが、前走の六社Sはいつもとは違う形。馬群の中で脚をため、ラストで鋭く伸びての1着。そのレース内容こそがブレークアップの進境を物語る。黒岩調教師は「レース前はタメ逃げをしようというイメージだったんですよね。ただ、主張する馬がいたのでその馬を行かせることになり、内で包まれるレース…