◆セイウンパシュート(10月30日、東京5R、2歳新馬、芝1800メートル=3着) 前半1000メートルが1分4秒5のスローペースだったが、内の6番手を折り合いよく追走した。道中もリズムが良く、コーナーリングもスムーズ。直線は上位2頭に伸び負けたが、最後までしっかり脚を使うなど、器用な立ち回りが目を引いた。鞍上の田辺裕信騎手も「センスが良かった。スタートも良くて、道中も力まずに走っていました。直線も反応もしてくれた」と評価している。 伯母に2010年の牝馬3冠を含むG1・5勝のアパパネがおり、成長力に富む血統背景も魅力。使ったことでさらにセンスは磨かれるはずで、人気になっても外せない一頭だ。(松末 守司)…