◇鈴木康弘「達眼」馬体診断 盾決戦に断を下すのは竜の目だ。鈴木康弘元調教師(78)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。第166回天皇賞・秋(30日、東京)ではジャックドールに唯一満点をつけた。達眼が捉えたのは大阪杯(5着)時から一変した目つき。竜のような覇気に満ちた瞳で16年秋のモーリスに続く父子盾制覇を見据えている。 目は心の鏡と言います。心の中を包み隠さず映し出す目を見ればその人の精神状態が分かるとの意味。気持ちを言葉で伝えられない馬は人間以上にくっきりと目に感情を表します。曇りのない鏡に映すように…。3歳、古馬の強豪が群雄割拠の盾決戦。「鏡よ、鏡よ、鏡さん。天皇賞で一番強いのは誰?」。童話「白…