◆第83回菊花賞・G1(10月23日、阪神競馬場・芝3000メートル) 今年の菊花賞・G1(23日、阪神)は65年ぶりに春の牡馬2冠連対馬が不在の混戦模様。馬具を工夫して臨むドゥラドーレス(美浦・宮田厩舎)の父ドゥラメンテは昨年覇者のタイトルホルダーに、今年の2冠牝馬スターズオンアースを輩出。今、最も勢いのある種牡馬だ。 ドゥラドーレスは5戦3勝、3着2回とまだ底を見せていない関東の秘密兵器だ。新馬、1勝クラスを楽勝して臨んだ3走前の毎日杯・G3。勝負どころで馬群に包まれ、完全に追い出しが遅れながら0秒2差まで詰め、負けて強しを印象づけた。 前走の2勝クラスは2馬身半差の快勝。宮田調教師が「それまで広いコースでし…