第82回菊花賞のゲートが開いた。内目の3番枠から出た横山武史のタイトルホルダーが促されてハナに立った。 「いつも力みやすいというか、真面目すぎるところもあるのですが、1頭になればリラックスするというのも弥生賞でわかっていたので、今日は無理してでもハナにこだわっていました」と横山武史。 向正面なかほどで2番手のワールドリバイバルに1馬身半ほどの差をつけて単騎逃げの形に持ち込んだ。 1周目の3コーナーを回りながら、モンテディオとエアサージュがワールドリバイバルをかわして2、3番手に上がってきた。それでも横山武史は並ばせず、後ろとの差をじわっとひろげながら直線に入った。 最初の1000mは1分ちょうど。2番…