「ダービー卿CT・G3」(3日、中山) マイル界に新たな風が吹いた。3走前からマイルに照準を絞ったテルツェットが、破竹の4連勝で一気に重賞タイトルを獲得。1月5日の中山金杯以来、88日ぶりにファンが訪れた中山で、M・デムーロは力強いガッツポーズで喜びを爆発させた。 相変わらずスタートは鈍く、鞍上が促す形で道中は後方5番手を追走。3角から徐々に加速して外めを進出し、抜群の手応えで4角をパス。勢い十分に先頭に躍り出ると、最後は余裕を持って後続の追い上げを封じた。 M・デムーロにとっては、昨年のNHKマイルC(ラウダシオン)以来となるJRA重賞制覇。同時に節目となるJRA通算1100勝を達成…