外枠からすぐに好位につけ、スムーズにレースが運べたテイエムサウスダンの強さだけが目立ったレースだった。 それにしても1年5カ月の休み明けで、この距離も久々というグリムがハナを切って、それほど無理をしたわけでもなく22秒6というペースには、ちょっと驚いた。ただ、例年と比べて極端に速いペースというわけでもない。 そのやや速いペースを、最初のゴール板あたりで抑えなければ行ききってしまうのではないかという勢いがテイエムサウスダンだった。向正面でも岩田康誠騎手はがっちり抑えたままでタメができたのだろう。3?4コーナー中間、先頭のグリムをとらえて交わしたあたりの手応えが抜群だった。一方で追走してくる有力馬た…