有力馬に逃げ馬が何頭か揃って先行争いがポイントになるかと思われたが、大外枠のラプタスはタイミングが合わなかったのか躓いたのか、出遅れた。気合を入れたゴールドクイーンの行きっぷりもそれほどではなく、枠順に恵まれたベストマッチョが難なくハナをとった。 ぴたりとゴールドクイーンがつけて、ツーエムマイスター、トップウイナーも差なく雁行状態で続いたが、1、2コーナーでペースは落ち着いた。800m通過48秒8は、中央との交流としては速くはない。それゆえ、向正面中間でいち早く仕掛けたのがベストマッチョの森泰斗騎手だった。早めに後続との差を広げ、脚を使わせてしまおうという作戦だろう。そのとおり、4コーナーで直後にラ…