関東圏はいよいよ師走の中山ファイナルステージに移行する。初日(5日)の芝内回り2000メートルを舞台に行われる1勝クラス・葉牡丹賞といえば、2016年の覇者レイデオロが最終週のホープフルS(当時はGII)、さらには翌春の日本ダービーを制覇。クラシック戦線を占う意味で重要なレースとなっている。 今年の出走予定馬で当欄がスポットを当てたいのはトーセンクライマー(牡・加藤征)。初陣は福島の新馬戦(11月1日=芝2000メートル)で、いわゆる“亜流”の臨戦過程ながら、加藤征厩舎の動向をつぶさにチェックすると、注目せずにはいられなくなる。 トーセンクライマーが勝ち上がった前週にグラティアス(東京芝2000メートル1着)、翌週にジェニ…