「ファンタジーS・G3」(7日、阪神) 霧雨の舞う仁川のターフに桜色の風が吹いた。新馬-小倉2歳Sを連勝して臨んだメイケイエールが、4角4番手からしっかりと脚を伸ばし、2歳芝1400メートルのJRAレコード(1分20秒1)で重賞を連勝。暮れの2歳女王決定戦に向けて、力強く歩みを進めた。 「前半から力んで、何とかなだめようとしたけど、抑えが利きませんでした。あれだけロスしたので厳しいかなと思ったのですが…。相当能力があります」と武豊。折り合いに苦しみ、粗削りなレースぶり。それでもゴールを先頭で貫いた。 1Fの距離延長は何とかクリア。ただ、乗り越えなければならないハードルは残っている。「すご…